唐草文の歴史は長く、古代ギリシア神殿などに見られる文様が原型で、メソポタミア、エジプト文明より欧州、中国など各地に拡がり、シルクロードより日本で国風化されて様々な柄が生まれました。また、唐草はすぐに成長する処から、途切れぬ御縁と繁栄、長寿を象徴する物として現代まで使用されています。張り巡らされた網目状の柄が悪いものを取り除くとされ、魔除けとしての意味も持つ柄です。

扇骨の産地、近江高島より別誂えさせた上に、京都深草の手張り職人により仕立て上げました。一般的な7寸扇子よりもひとまわり大きめの7寸5分扇です。逆側に拡げると絵柄の意味が出てくる『絡繰り扇』になっています。

サイズ(拡げたとき) 約W400×H230mm
サイズ(閉じたとき) 約W30×H230mm
素材 和紙
仕様 手張り製・国産扇骨25本
包装 貼箱入・紅白ゴム