蓮の花、即ち蓮華は、清らかさなど清浄の象徴として称えられることが多くあります。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という成句があるとおり、泥の中で根を張り水面に花を咲かせるといった処から、大地の力をその身に秘め、豊饒・生命力を表す花として神聖視されていました。その蓮の花をいっぱいに咲かすため泥中に連なり育つ蓮根は、豊穣と繁栄を示し、輪切りにすると穴が空いているので将来を見通すという意。また極楽を示す蓮花を咲かす元であるという処から吉兆として慶ばれます。
室町期に生まれた、書院造の頃より現代まで息づく襖(ふすま)に使用する紗紙を使って、ブックカバーを製作しました。使い込むうちに手なじみが良くなっていく過程をお愉しみください。
※画像はA5判書籍に装着したイメージです。

 
商品サイズ W420×H265mm
素材 室町紗紙
入数 1枚・しおり付
包装 OPP袋包装