麻の葉文様は、六角形を基礎にした幾何学文で、古くは平安時代の仏像や伽藍の切金細工のなかにみられ、また着物や長襦袢のほか絣織物にもあります。麻の葉は丈夫ですくすくとまっすぐに伸びることから、子供に麻素材で作られた前掛けや、産着に「背守り」と言って、背中に色糸を刺し子縫いして成長を願って用いる風習があります。地紋としては、あしらわれる編み目が悪縁を通さないとして、また生い茂った麻を泰麻(退魔)として喜ばれます。
室町期に生まれた、書院造の頃より現代まで息づく襖(ふすま)に使用する紗紙を使って、ブックカバーを製作しました。使い込むうちに手なじみが良くなっていく過程をお愉しみください。
※画像はA5判書籍に装着したイメージです。

 
商品サイズ W420×H265mm
素材 室町紗紙
入数 1枚・しおり付
包装 OPP袋包装