満開に咲く桜。桜は数日で、その役目を終えたかのようにぱっと散る。開花のみならず、散って行く儚さや潔さも、愛玩の対象で、江戸時代の国学者、本居宣長は「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」と詠み、桜が純粋無垢な心情を示し、日本人の心の中で深く焼きつく喩えとしました。周りの風景を変えるかのように咲き、霞のように散り、感謝の心を一期一会の風景で示します。二度と機会が無いかもしれない想いいっぱいの溢れる感情をお伝えするのが桜です。
室町期に生まれた、書院造の頃より現代まで息づく襖(ふすま)に使用する紗紙を使って、ブックカバーを製作しました。使い込むうちに手なじみが良くなっていく過程をお愉しみください。

 
商品サイズ W300×H155mm
素材 室町紗紙
入数 1枚入
包装 OPP袋包装